抜かなければならない医学的根拠(歯科的ではなく)とは?

EBM(医学的根拠・証明)

親知らずが斜めに生えているイメージ解剖学的には、顎の骨に奥行きがない私たちモンゴロイド種族(農耕民族)は、骨格が平坦であるため、顎の骨も横に広く、奥行きが少ないです。

骨に不完全に埋まっている歯は、歯の表層のエナメル質が周囲の組織と結合しないために、歯肉の隙間から埋まっている歯の歯冠部(表層がエナメル質)の隙間に汚れが入り込むことによって慢性の炎症の巣(様々なレベルの慢性智歯周囲炎や慢性骨髄炎)をつくります。

歯磨きで清潔にすることも出来ません。そこで、咬合・咀嚼に関与しない(骨中に半分埋伏している状態:歯軸が横や斜めになっている状態の)半分埋まった『親知らず』(親が知らない時期に萌出するために、そう呼ばれます)は、周囲組織の慢性感染症と慢性炎症引き起こし、菌血症状態をきたします。

親知らずへの対策

親知らずとくに、妊娠・出産という母体が過重負担になっているときに悪化しやすいので、女性は健全な妊娠・出産にそなえて『親知らず』を抜いておきましょう。

過労や食いしばり、衛生不良、消耗性疾患でも悪化します。骨の中に完全に埋まっている場合は、感染が起きないので抜く必要はありません。

こだわりの親知らず治療

菊地クリニックでは、術前の体調管理と術式の手順・ポイント・智歯の摘出の方法(症例に応じた工夫が必要!)を患者さんとともに検討します。

医学的な清潔な術野を設定します(医学手術基準)。多くの場合、術前・術中点滴(抗生剤および鎮痛剤、時に止血剤)を行います。

手術は、外科的侵襲を可及的に少なくするように術式を症例に応じて工夫して手術を進めます。実際の抜歯(歯の摘出)に要する時間は20分程度です。

術後の疼痛・腫脹・一過性の機能障害・予後について医学的に治療を行います。創部の自然治癒機転を導くようにケアします。要するに、医学的に智歯の抜歯手術を終えることが出来ます。医学的医療がKクリニックの医療理念です。

ちなみに、親知らず(埋伏智歯)は、奥歯がぼろぼろになっている場合に、ぼろぼろ奥歯を抜歯した部位に、抜いた埋伏智歯を移植することができます(歯牙移植術)。自分の歯で、歯牙欠損部の歯を再生することができます。手術侵襲は軽度です。歯牙欠損に対する選択できる治療法の一つです。このような治療法が取れない場合にインプラント(人工歯根)が医学的な適応となります。

医学医療の在り方は、治療アイテム群の中からその方(症例)にベストな治療法を選び、治療をすすめることにあります。