歯周病:歯の周囲組織(支持組織)の慢性炎症

臓器として、歯や歯肉を考えます。口腔は、医学では、発生学的に 頭頸部医学の顎顔面口腔領域と規定されます。口腔機能を守り、維持する口腔医療は、臓器として成り立つようにすればよい。生理機能を維持できるようにすることです。機能再生医療がゴールということになります。

天性の自然の自己治癒力を導くことが医学医療と思います。

咬合力・咀嚼力・食いしばり力が発揮できる歯であり、歯茎であるためには、使うことにより、食べかすがたまったまま放置しないこと、交感神経の過緊張による唾液分泌の抑制を解除すること、しっかり噛むこと、調和した噛み合わせを維持できる状態を導くこと。

歯周病は、生活習慣病です

歯磨き画像歯周病は、生活習慣病です。歯が無くなれば歯周病にはなりません。食べることにより臓器の歯は汚れます。人間は雑食ですから、べたべたと歯につきやすい食べ物が多くあります。

食べかすは、特に、歯の咬合面の溝、歯茎との境目(歯頸部)と歯と歯の間(歯間部)は食渣が付着しやすく残りやすくなります。

歯が腐敗酸により脱灰し、歯肉炎を起こします。炎症が慢性化すれば、骨炎を起こします。骨炎の進行は、骨融解に至ります。不調和の咬合咀嚼力(約100㎏)が三次元で加わることにより、負担過重が、骨炎を進行させます。生体側から考えると、歯周病の原因(病因:Etiology)が判ります。

医学医療では、これらの病因の治療(入口医療)と、結果で出来た病変に対する医療(出口医療)を行えば良いわけです。

口腔清掃(SC,TBI,Cleaning)は第一段階です。つぎに不調和咬合部の調整(外傷性咬合の治療)や再治療を行い、生理的な歯の形態を個々の歯に与えることで、咬合咀嚼力が、生体力学的に、集約と分散できる口腔全体の咬合関係を調和に導きます。

これらは、原因治療で再発を防ぐ、予防医学でもあります。原因治療が終了し、重症のでは症例では、究極の治すための医療手段である外科手術で病巣の除去や自家骨移植を行うことで、生体の治癒機転を導きます。このような、臓器医療が最良の医学医療となります。

出口医療としての集学的医療で取り組む最終段階となります。生体に寄り添う医療であると思います。機能維持期に入れば、生活習慣病であるので、口腔メンテで定期的にメンテナンス医療を継続します。予後は、もちろん良好です。